沿岸海洋・防災研究部

 沿岸域は,自然の微妙なバランスの下,優れた景観や多様で豊かな生態系が形成されるなど,環境上,貴重な資源である一方,産業,生活,交通,レクリエーション等に高度に利用される場でもあります.このような沿岸域においては,地震,津波,高潮等の自然災害から国民の生命・財産を守り,多様な機能を持つ質の高い安全な空間整備を図るという課題に加え,近年における地球環境への意識の高まりの中,自然環境の改善,保全を図ることが今日的課題となっています.
 このため,沿岸海洋・防災研究部では,沿岸及び海洋における地震,津波,高潮等に対する防災対策に関する研究を行うとともに,沿岸及び海洋における環境影響評価,環境管理に関する研究を行います.また,沿岸域の総合的な利用・開発・保全を行うための計画手法に関する研究を行います.

沿岸海洋・防災研究部 研究・活動の方針(令和4年2月現在)


海洋環境・危機管理研究室 沿岸海洋の環境及び危機管理に関する調査、研究
沿岸防災研究室 沿岸海洋の災害の防止に関する調査、研究
沿岸域システム研究室 沿岸域の利用、開発、保全に関する調査、研究

部長 淺井 正
沿岸海洋新技術研究官 岡本 修
津波・高潮災害研究官 小澤 敬二


図5
生物共生型護岸

図6
東日本大震災での防潮壁の被害

図7
津波避難シミュレーター

図8
漂着ゴミ