道路交通研究部

国土・社会の将来像を見据えつつ、道路に関する技術政策の企画・立案、普及・定着に取組む。

■道路研究室
道路及び道路の安全性及び利便性の向上に関する研究を実施
■道路交通安全研究室
道路における交通安全対策及び沿道における快適な生活環境の確保に関する研究を実施
■道路環境研究室
より良い道路空間・道路環境を実現するための研究を実施
■高度道路交通システム研究室
道路交通システムの高度化及び情報化に関する研究を実施
田中 良寛
道路交通研究部
道路研究室 主任研究官
1994年 入省

安全・円滑・快適な道路ネットワーク・道路空間の形成を支援する研究開発

道路は社会・経済・生活・文化活動を支える最も基本的な社会基盤の一つです。

道路の技術基準は社会情勢の変化に対応して継続的な見直しが行われており、私が携わる道路幾何構造基準(道路の幅員、曲線半径などの基準)も例外ではありません。

今日に残るローマ街道や東海道など、古くからの道路にも一定の技術基準が存在していたことがわかっており、その時代の技術者の知恵と工夫が偲ばれます。

新しい道路の調査・設計や、既に利用されている道路の維持管理を現場で担当した経験も踏まえた上で、一般的には存在を意識されづらい、道路の技術基準をつくるという国総研の仕事も、基準に沿ってつくられた道路が後世に残り続けるという意味で、やりがいのある魅力的な仕事の一つではないかと思っています。

長濵 庸介
道路交通研究部
道路環境研究室 研究官
2003年 入省

自然環境の保全に配慮した
人々の豊かな暮らしの実現に
活かされる研究

 道路事業における希少動植物の保全、道路景観の向上、道路空間へのグリーンインフラの導入など、より良い道路環境・道路空間の実現を目指した研究に取り組んでいます。研究成果は、道路管理者向けの技術ガイド等へのとりまとめや、学会発表により社会へ還元しています。研究分野が多岐に渡るため、情報を幅広く収集し知識を得ることや、複数の研究を並行して進めることは大変ですが、上司や同僚に相談しながら取り組んでいます。担当した研究の成果が、自然環境の保全に配慮した、人々の豊かな暮らしの実現に活かされることにやりがいを感じます。