土木の日2018一般公開
− 開催レポート −
国総研(旭庁舎)では、11月17日(土)に「土木の日2018一般公開」を(国研)土木研究所と共同で実施しました。本イベントは、11月18日の「土木の日」にちなんで毎年開催しており、土木事業や研究所の仕事を理解して頂くことを目的としています。
当日は、つくば市内の公立小中学校の約半数で土曜日授業などが実施されていましたが、授業終了後に来場頂いた児童などもおり、例年並みの911名の皆さまにご来場頂きました。
以下、当日の様子をご紹介します。
◇実験場の見学
今年は5つの見学コースを設けました。
●たたいて調べて実物でみる橋の病気
橋の強さなどをテストするサンプルを叩いて、弱くなった部分を見つける体験等を行いました。
●土石流を防ぐ方法を知ろう
土石流発生装置(山の斜面の模型)に水や砂を流し、土石流の仕組みや対策を紹介しました。
●無人で走るトラックを観察しよう!
無人で走っている荷重車(重しを積んだトラック)の見学や、荷重車との綱引き等を行いました。
●ダムが砂でうまっちゃう?
ダムのミニチュア模型を使った放流の見学や、ダムカードの紹介等を行い、ダムの役割等を紹介しました。
●高速走行でカーブを曲がれ!
試験走路(一周6.2kmのメガネ型のテストコース)内をバスで走行しながら、道路に関する実験施設の紹介や、ETC2.0のデモ等を行いました。
今年は天気にも恵まれ、高速走行も実施できました。
◇土木体験教室
今年は10個の見学コースを設けました。
例年よりもコース数が充実したため、新たにサテライト会場を設け、体験教室を実施しました。
●無人ショベルカーを動かせ!
無人ショベルカーのラジコン操作体験を行いました。
●トンネルの強さを知ろう
トンネルの紙工作等を通して、トンネルの形による強さの違い等を体験してもらいました。
●吹雪をふせぐ方法を知ろう
吹雪から車や道路を守る仕組みや方法を、パネル等を用いて紹介しました。
●土木を測ろう
トータルステーション(測量機器の一つ)の操作体験等を通して、土木構造物の測り方を体験してもらいました。
●いろいろな土・砂・岩を知ろう!
土の締固め体験や、液状化の再現実験等を体験してもらいました。
●水がきれいになる仕組みを体験!
水質のサンプル等を用いた水質浄化の紹介や、下水道カルタゲーム等を行いました。
●コンクリートを作ろう!
コンクリートの仕組みの紹介や、簡単な工作教室等を行いました。
●見てみよう橋の下の力持ち!
橋脚の役割や構造について、模型等を用いて紹介しました。
●洪水を見てみよう!
洪水が起こるメカニズムや被害の様子等を、映像で紹介しました。
●水になって旅をしよう!
水の循環をすごろくで体験してもらい、理解を深めてもらいました。
◇ボール紙で作る橋コンテスト
「ボール紙で作る橋コンテスト」は、皆さまに支えられ今年(平成30年)で25回目の節目を迎えることができました。
一般公開当日は、優秀作品の表彰式に加え、全応募作品の展示、来場者による「土木の日2018賞」の投票を行いました。
本コンテストの開催報告は、こちらのページに掲載しております。是非ご覧ください!
◇音楽イベント
つくばを拠点に活動するエレクトーンパフォーマー「ぺあるど(雅&響)」によるエレクトーン演奏、職員有志による和太鼓演奏・バンド演奏が、 土木の日一般公開を大いに盛り上げてくれました。