研究成果概要


国総研研究報告 第 34 号

【資 料 名】 空港容量と運航規制の制約を考慮した 国際航空ネットワーク市場の定量的政策分析手法の提案

【概   要】 複数空港が近接して存在する都市においては,国内線と国際線の分 離や,ペリメータ規制(運航距離基準による乗り入れ規制)のような,空港運営に係る制約が設定される場合がある.こうした空港運営に係る政策について,そ の政策検討の段階において,政策によってもたらされる影響を推定することは重要な課題である.特に,航空市場への影響を分析する際には,空港単位・航空路 線単位において影響の度合いが異なるため,航空ネットワークを明示的に扱う手法である必要がある.
 本研究は,国際航空ネットワーク市場における運航エアラインの非対称性・運航可能路線制約・空港容量制約を考慮したネットワーク均衡モデルを提案し,適 用事例として,羽田空港における国際定期路線乗り入れに関する仮想シナリオの影響分析を行った.

【担当研究室】 空港計画研究室

【執 筆 者】 石倉智樹・竹林幹雄



表  紙 341KB
中  扉 316KB
目  次 304KB
本  文 600KB
1. はじめに  
2. 既存研究と本研究の位置付け
3. Bi-level モデル
4. ケーススタディ:羽田空港への国際定期路線乗り入れに関する仮想シナリオ分析
5. おわりに
       参考文献
.      付録A 各ケースにおける計算結果の詳細
.      付録B 入力データ
奥  付 54KB
全  文 665KB