研究成果概要


国総研研究報告 第 50 号

【資 料 名】 世界の国公式港湾貨物統計の精度向上に向けた一考察

【概   要】  海上輸送にかかわる新たな政策・プロジェクトの企画・立案・評価等では,海上輸送の現状を正 確に把握し,その上で,将来の見通しを立てる必要がある.その現状把握において,データ取得方法が比較的明らかな各国の公式港湾貨物統計は重要なデータであるが,現時点では,各国が独自の様式で発表し,単位や定義の相違があることから,相互比較に困難さがあり,効率よく利用できる状況にはない.
 以上の状況を踏まえ,本研究は,国公式の港湾貨物統計を対象とし,@主要国統計について,データの取得方法や内容・定義等を把握して,その相違点を確認し,利用にあたっての留意点をまとめ,A主要国統計間の二国間データの比較等によりデータ精度を検証し,Bケーススタディとして3 ヶ国・地域における港湾貨物統計について分析し,さらには,これらの結果を基に,C世界の港湾貨物統計の精度向上に向けた在り方について考察するものである.

【担当研究室】 港湾計画研究室,港湾システム研究室

【執 筆 者】 赤倉康寛,渡部富博



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