研究成果概要


国総研資料 第 29 号

【資 料 名】 道路緑地のビオトープとしての機能に関する基礎的研究
−道路事業におけるエコロジカルネットワークの形成に向けて−

【概   要】  今後の道路事業においては,自然環境に及ぼす影響を回避・低減するだけでなく,道路緑地を積極的に活かすことによって,地域の生態系と調和するエコロジカルネットワークの整備に貢献していくことが考えられる。
 本研究は,エコロジカルネットワークの概念を取り入れた道路整備を検討する上で必要となる,道路緑地のビオトープとしての機能を明らかにすることを目的とした。今回対象とした道路緑地は,環境施設帯と道路のり面とし,鳥類・昆虫類の生息状況及び生物の生息基盤となる植物の生育状況を調査した。調査結果から,道路緑地の鳥類や昆虫類に対するビオトープとしての可能性,ビオトープの基盤環境としての植性管理および整備の方向性を明らかにした。

【担当研究室】 道路環境研究室

【執 筆 者】 並河良治,角湯克典,川上篤史,日比野勝,大西博文



表 紙 30KB
中 扉 66KB
はじめに 322KB
目 次 69KB
1.研究の目的と内容 210KB
2.道路緑地における生物の生息状況 2,880KB
3.道路緑地のビオトープとしての機能についての考察 330KB
4.ビオトープとしての機能を踏まえた道路緑地の整備についての考察 543KB
5.まとめと今後の課題 147KB
資 料 編 91KB
1.調査概要 5,694KB
2.環境施設帯(本編2.1) 4,185KB
3.道路のり面(本編2.2) 2,260KB
4.調査結果の解析に関わる資料 312KB
奥 付 23KB

全 文 17,143KB