【資 料 名】 |
鋼道路橋溶接部の非破壊検査手法に関する共同研究(T) −回送試験による超音波自動探傷装置の特性評価− −鋼道路橋溶接部の超音波自動探傷検査要領(案)・同解説− |
【概 要】 | 鋼道路橋の溶接部の内部品質の確認手法として,特に厚板に対する適用可能性や検査時の安全性等の面から超音波自動探傷検査の採用が検討される例が増えつつある。しかし,超音波自動探傷検査を鋼道路橋の部材に対して行うにあたっては,超音波自動探傷装置の特性や超音波自動探傷による場合の検査基準,あるいは適用範囲等について不明な点も多くその手法は必ずしも確立していないのが現状である。
本研究は,合理化,省力化の観点から今後益々厚板化が進展することが予測される鋼道路橋の溶接部に対する超音波自動探傷検査の手法を確立するために,溶接継手試験体20体を用いて種々の機器構成からなる複数の超音波自動探傷装置の特性評価試験を行ったものである。研究では,回送試験方式で上記供試体に対する超音波自動探傷検査を実施した後,探傷結果との照合のために供試体に実際に内包されていたきずを破壊試験によって確認し,検査結果の評価を行うとともに,鋼道路橋に対する超音波自動探傷検査の要領案を提案した。 |
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