研究成果概要


国総研資料 第 168 号

【資 料 名】 崩壊土砂の衝突に対する間伐材を用いた緩衝材の効果評価に関する研究

【概   要】 本研究は,間伐材等を用いた崩壊土砂に対する緩衝効果の評価手法を取りまとめたものである。急傾斜地崩壊対策に用いる待受け構造物には崩壊土砂の衝撃力が作用する。緩衝材により,衝撃力を緩和することができれば,構造物を経済的な規模で, 崩壊土砂を待受けることができる。しかしながら,崩壊土砂の衝撃力緩和に果たす緩衝材の効果は十分に明らかにされておらず,緩衝作用の定量的な評価手法が確立されていないのが現状である。そこで,本研究では,崩壊土砂の衝突に対する緩衝材の効果を明らかにする目的で,室内実験を行った。その結果を基に,崩壊土砂の衝突に対する緩衝材の効果の 定量化手法を提案し,緩衝材の設計手法を提示した。また,本論ではその活用を期待されている間伐材を緩衝材の部材として検討した。

【担当研究室】 砂防研究室,国土交通省砂防部

【執 筆 者】 寺田秀樹,岩男忠明,白川健二,内田太郎,近藤浩一



表 紙 29KB
中 扉 62KB
目 次 28KB
本 文 2,251KB
資 料 1,276KB
奥 付 14KB

全 文 3,650KB