【概 要】 | 我が国には,橋長15m以上の道路橋が14万橋以上存在し,これらの橋梁に対する将来の維持管理,更新に要する費用の抑制は大きな課題となっている。また,現在供用されている橋梁は,1950年代半ばからの高度成長期以降に集中的に建設されたものが大半を占めている。
そのため,今後,これらの橋梁が架替や大規模補修を必要とする時期を一斉に迎えることになると予想される。
このような状況を踏まえ,橋梁研究室では増大する道路橋資産を計画的に管理するための基礎的な資料とするため,過去に行われた橋梁の架替に関する調査結果に基づき,現存する橋梁の寿命に関する検討を行い,将来の維持管理費負担の傾向分析を行った。本資料は,これらの結果を取りまとめたものである。
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【執 筆 者】 |
玉越隆史,中洲啓太,石尾真理,武田達也 |
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