研究成果概要


国総研資料 第 312 号

【資 料 名】 越波流量の算定精度を考慮した護岸天端高の設定方法に関する研究

【概   要】 構造物の性能設計化に伴い,構造物に要求される性能を明確に規定する必要がある.本研究の対象である護岸の要求性能は,背後地を越波から防護することであり越波流量が許容値以下であることが求められる.ここで,護岸天端高の設定に際して,越波流量の算定誤差や地震動作用などにより天端が沈下することが想定されるため,現行設計法においては,余裕高1m程度を見込み越波に対する安全性を確保している.しかし,この余裕高の設定方法は,経験的なものであり合理的な設定方法は整備されていない.本研究では,直立及び傾斜護岸の必要水面上天端高の算定図を示すとともに,越波流量の算定速度を考慮した護岸の天端高の合理的な算定方法について示す.

【担当研究室】 港湾施設研究室

【執 筆 者】 藤村公宜,長尾毅



表 紙 34KB
中 扉 102KB
目 次 72KB
1章〜3章(p1〜p9) 1,789KB
3章〜6章・謝辞・参考文献(p10〜p25) 1,260KB
奥 付 21KB

全 文 3,083KB