研究成果概要


国総研資料 第 349 号

【資 料 名】 韓国釜山港周辺における国際海上コンテナ用トレーラの通行実態とわが国に与える示唆

【概   要】  我が国における国際海上コンテナの国内輸送は,セミトレーラなどによる自動車輸送が全体の95%以上を占めていることからもわかるように,国際海上貨物 の効率的な輸送を実現するためには,港湾整備だけに着目するのではなく,港湾と道路の連携を考慮した効果的なプロジェクトを行うことが必要である.そし て,そのようなプロジェクトの評価を行うためには,国際海上貨物の国内流動実態と港湾選択行動を解明したうえで,国際海上貨物の輸送経路・積卸港湾選択モ デルを構築する必要がある.このような認識に基づき,筆者らはこれまでに,国際海上コンテナ用セミトレーラ連結車の通行上のボトルネック箇所の抽出および 最小時間費用経路に基づく迂回輸送の損失の算出や,国際海上コンテナ用セミトレーラ連結車に対象を絞った交通量調査に基づく距離帯別の時間交通量や高速利 用率についての比較考察を行ってきた. 本研究は,これら一連の研究をさらに発展させ,同様の調査を韓国釜山港周辺でも実施してその結果を整理し,わが国の実態と比較することで,わが国における 国際海上コンテナの国内輸送に関する課題(示唆)を抽出するものである.

【担当研究室】 港湾システム研究室

【執 筆 者】 柴崎隆一,渡部富博,越智大介



表 紙 109KB
中 扉 183KB
目 次 157KB
1章(p1〜p2) 884KB
2章(p3) 1,472KB
2章(p4) 1,153KB
2章(p5〜p8) 663KB
3章(p9〜p12) 525KB
4章(p13〜p16) 490KB
5章(p17〜p23) 583KB
6章(p24〜p33) 1,182KB
7章(p34〜p47) 480KB
奥 付 156KB

全 文 4,239KB