研究成果概要


国総研資料 第 537 号

【資 料 名】 市街地特性及び浸水予測結果を考慮した津波避難安全性評価の基礎的研究

【概   要】 津波避難に係るリスクには,地震動による建物倒壊で避難経路が閉塞するリスク,津波浸水で避難が不可能になるリスク等がある.津波避難の安全性を検証するためには,こうしたリスクを的確に評価する必要がある.そこで,建物倒壊で避難経路が閉塞するリスクを考慮した避難所要時間と浸水開始時間とを比較する津波避難安全性の評価手法を構築するとともに,沿岸地区の市街地特性の現地調査を行い,構築した手法を用いて津波避難安全性の検討を行った.これにより,以下の結果を得た.
(1) 建物倒壊で避難経路が閉塞し迂回する現象を考慮した,津波避難安全性の評価手法を対象地区に適用することができた.
(2) 対象地区の街路の閉塞箇所数,影響を受ける建物数,避難距離の増加量等の予測結果を得た.

【担当研究室】 沿岸防災研究室

【執 筆 者】 熊谷兼太郎,鈴木武



表  紙 333KB
中  扉 304KB
目  次 273KB
本  文 2,422KB
奥  付 404KB


全  文 2,471KB