研究成果概要


国総研資料 第 659 号

【資 料 名】 水理模型実験結果によるケーソン式混成堤の波浪による変形特性に関する一考察

【概   要】  ケーソン式混成堤の性能設計において変形量の評価は重要であるが,滑動以外の変形モードについては変形量の算定手法が確立されていないのが現状である.本研究では,既往の水理模型実験を入手し,実験データをもとに変形初期段階におけるケーソン式混成堤の波浪による変形特性を議論した.その結果,波浪を受けたときの変形はケーソンがマウンド上を単に水平方向に滑動するのではなく,港内側端しがマウンド内に貫入しながら変形し,その変形特性はマウンド条件で異なることを明らかにした.さらに,波浪によるケーソン式混成堤の変形量実験値を簡易に推定できる手法を提案した.

【担当研究室】 港湾施設研究室

【執 筆 者】 橋本淳,長尾毅



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