研究成果概要


国総研資料 第 667 号

【資 料 名】 小規模道路の平面線形及び縦断勾配の必要水準に関する基礎的検討

【概   要】  本資料は,地域の実情に応じた道路設計に資するため、道路構造令の第3種第5級及び第4種第4級の小規模な道路の平面線形及び縦断勾配の最小限保持すべき水準の基礎的検討を行ったものである.
 平面線形の必要水準を検討した徐行での走行実験の結果,自動車走行軌跡ソフトで求めた最小曲線半径(普通自動車は11.0m,小型自動車道等は6.4m)での走行は可能であり,曲線部での走行軌跡幅員の最大値から,普通自動車,小型自動車等共に1.0mの余裕幅があれば,走行できることがわかった.
 縦断勾配の限界は,徐行を前提とすると,車両性能の物理的側面,実在する急勾配箇所での実態及び国内外の種々の基準値という様々な角度からの検討の結果,道路構造令の設計速度20km/h時の特例値である12%より大きくできる可能性があることが分かった.

【担当研究室】 道路研究室

【執 筆 者】 濱本敬治,上坂克巳,大脇鉄也,木下立也,小林寛



表 紙 909KB
中 扉 167KB
はじめに 371KB
目 次 365KB
本 文
1. 要 旨 505KB
2. 平面線形の必要水準に関する検討 17,521KB
3. 縦断勾配の限界に関する検討 5,377KB
4. 付 録 1,770KB
奥 付 909KB


全 文 24,863KB