研究成果概要


国総研資料 第 793 号

【資 料 名】 市民との連携・協働を促進する河川環境情報共有システムの提案

【概   要】  河川環境行政と市民との連携・協働の促進につながる効果的な情報提供・共有手法を提案することを目的として,河川環境に関する市民・河川管理者間の情報共有の実態・課題を調査した.市民団体は,川の水質・生物等に関するデータ,河川環境施策の方向性,実施状況等の情報を欲する一方で,河川管理者からの情報提供が不足している,情報の入手場所が分かりにくい等の課題が整理された.
  情報共有を行いやすくする環境整備として,Web情報共有システムを検討し,システムの実用化を提案した.システムの位置づけを『河川環境に関わる様々な情報を分かりやすい形で提供し,市民に利用してもらう川のポータルサイト』とし,川の生物や水質・流量に関するデータ検索,生物や水質・流量,河川管理者,川の学習情報,川で活動する市民団体等のWebサイトの紹介やWebGIS等による検索機能を設けた.中国地方を対象にシステム運用版を作成・試用し,今後の改良の方向性を取りまとめた.

【担当研究室】 河川研究部

【執 筆 者】 鶴田舞,伊藤嘉奈子,天野邦彦,岩見洋一



表紙 445KB
中扉 130KB
目次 465KB
本文
1. はじめに 328KB
2. 河川環境に関する情報提供・共有の実態把握 1,981KB
 2.1 情報発信事例の収集・整理  
 2.2 行政の情報発信に対する市民ニーズの把握  
3. 河川環境情報共有システムの開発 3,654KB
 3.1 開発コンセプト  
 3.2 開発手順  
4. システム運用版の作成 11,483KB
 4.1 構築したシステムの概要  
 4.2 モニターからの意見聴取  
5. まとめ 457KB
 5.1 河川環境情報受発信の現状とニーズの分析  
 5.2 河川環境情報共有システムの開発  
 5.3 システムの改良方向性  
 5.4 まとめ  
参考資料 31,318KB
奥付 334KB
   
全文 46,334KB