【概 要】 |
航空政策の企画立案を目的として開発及び適用がなされている航空需要予測モデルのうち、所謂「際際トランジット」(日本を入出国することなく,本邦空港のいずれかにおいて国際線相互を乗り継ぐ旅客)を予測するモデルは,出入国外国人の数に定数を単純に乗じた原単位型のものであり,乗継の態様が将来にわたりほぼ不変であることを前提としている.しかしながら,当該仮定は,東アジアの諸空港において空港開発による空港間競争が進展していることを踏まえると、妥当な仮定であるとは言い難い. これを踏まえ,国土技術政策総合研究所において,国際航空トランジットモデルのプロトタイプを開発した.本資料は,モデルの概要及び再現性を検証した結果を報告するものである. |