研究成果概要


国総研資料 第 917 号

【資 料 名】 防潮壁の越流時における水位・流速・圧力の計測

【概   要】  本研究は,防潮壁を越流した流れ場の状況を把握するため,背後に堰を設置し,背後水位の条件を変化させた水理模型実験を行なった.実験は,防潮壁周辺の流況や防潮壁に作用する圧力及びナップフローが水叩き部に与える圧力の違いを把握することを目的とした.水理模型実験は,現地の1/10となるように製作した防潮壁模型を水路横断方向に設置し,回流装置で定常的な流れを発生させ,防潮壁を越流した流れを再現した.本研究では,ナップフローが水叩き面に与える圧力の違いを把握するため,背後水位を4種類に変更して水理模型実験を行なった.実験により,防潮壁を越流した流れ場における水位,流速,圧力の状況を把握することができた.

【担当研究室】 沿岸防災研究室

【執 筆 者】 内藤 了二,熊谷 兼太郎,淺井 正,鈴木 武



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