研究成果概要


国総研資料 第 957 号

【資 料 名】 係留施設の附帯設備等の整備における繋離船作業の安全性向上
への配慮事項に関する検討

【概   要】  船舶が係留施設へ接岸または離岸する際の繋離船作業(船舶と陸上作業員の間で係留索を受け渡す作業)は港湾利用を支える基礎的な活動であるが,何らかの要因により係留索の切断事故が発生すると,繋離船作業等に重大な危険を及ぼす懸念がある.また,繋離船作業のうち陸上作業員が係留索を係船柱に掛け外しする作業においては,それらの作業が少しでも安全かつ効率的に行われるように安全性の向上を図っていくことは非常に重要な課題である.
 本資料は,繋離船作業のうち陸上作業員が係留索を係船柱に掛け外しする作業を対象として,それ らの作業の安全性及び効率性の向上を図ることを目的として,係留施設の附帯設備等(係船柱,防舷材,車止めなど)の整備において配慮すべき事項について検討したものである.具体的には,係留施設の附帯設備等の配置や形状等が原因となり,安全かつ効率的な繋離船作業が阻害される事例について情報提供を受け,それらの阻害要因を少しでも改善できる配慮事項について検討し,その結果をまとめたものである.

【担当研究室】 港湾施工システム・保全研究室

【執 筆 者】 西岡 悟史,井山 繁,宮田 正史,米山 治男,辰巳 大介,木原 弘一



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