研究成果概要


国総研資料 第 962 号

【資 料 名】 空港の耐震化における信頼性設計の導入に関する研究

【概   要】  我国の耐震設計は、被害を伴う諸地震による教訓や知見を経て、その都度改変されている.この改変は、主に外力としての地震動や構造物の耐震性評価に関する技術面での高度化を図るものであった.一方で、耐震性能の照査法としての信頼性設計は、従前から必要性が問われ、また空港施設の法定基準においてもこれを前提に編纂されているが、導入は遷延されている.
 本稿は、信頼性設計を導入する上での技術的な課題、特に設計用地震動や空港全体としての要求性能の照査基準についての調査、整理する.そして信頼性設計の導入を目標に、その骨格を整えるべく、信頼性設計のキャリブレーションの要領の試案を、現行の設計要領を増補する形式で示す.また、同試案のキャリブレーションとして、標本空港を対象に適用性の検討を行う.

【担当研究室】 空港研究部

【執 筆 者】 中島 由貴,松本 英雄,菅野 高弘,山ア 浩之,
中村 孝明,望月 智也



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