研究成果概要


国総研資料 第 1005 号

【資 料 名】 RC造建築の湿式タイル仕上げ外装材の耐震性および耐震性評価試験法に関する研究報告

【概   要】  大地震ではタイル仕上げの剥落被害が発生しており安全のために対策が必要である。本資料には、タイル仕上げの耐震性を小型試験体で簡便に評価する試験方法の検討を行った結果をまとめた。研究では、まずタイル仕上げの地震被害について、東日本大震災で被害の大きかった仙台市を中心に現地調査を行い、被害の種類と傾向を整理した。次に、応急危険度判定等の経験がある判定士に対してアンケート調査を行い、RC造建物外装材の被害状況や調査および判定に関わる情報を収集した。これら調査収集した情報は、試験法の検討に用いるタイル仕上げ仕様に反映し、耐震性評価試験のタイル仕上げの損傷を確認する際の参考とした。耐震性評価試験では小型試験体で代替して評価するために、変形追従性試験およびダイアゴナル試験を用いてコンクリート壁のせん断破壊の状況を鑑みて、コンクリート試験体の形状や加力方法の検討を中心に行った。
【担当研究室】 住宅生産研究室



表紙 91KB
中扉 123KB
目次 101KB
はしがき 143KB
研究者名簿 137KB
   
本文
 1章 はじめに 226KB
   
 2章 RC造建物外装材の地震被害調査報告 2,087KB
   
 3章 被災建築物応急危険度判定の外装材判定に関する実態調査報告 606KB
   
 4章 タイル仕上げの耐震性評価試験法の検討 6,811KB
   
 5章 全体のまとめ 195KB
   
  参考文献 195KB
奥付 21KB
   
全文 10,583KB