研究成果概要


国総研資料 第 1018 号

【資 料 名】 日本・韓国主要港湾トランシップコンテナのOD貨物流動実態の推計と動向分析

【概   要】  近年のアジア諸国の台頭により,世界のコンテナ貨物の流動構造は大きく変化しており,我が国のコンテナ取扱貨物量の相対的な地位は低下している.このような状況のなか,我が国の産業の国際競争力強化のため,欧米基幹航路の維持・拡大を主目的とした国際コンテナ戦略港湾政策が展開されている.その推進のため,高い経済成長等を背景に拡大する東南アジア地域からの広域集荷により,北米基幹航路の維持・拡大を推進していく施策が打ち出されている.このような施策実施にあたっては,港湾別トランシップコンテナのOD貨物流動量の推計が重要な基礎資料となるが,現状の統計データではその実績を十分には把握できない. 本分析では,PIERSや港湾統計等の統計データを組み合わせて,日本・韓国の主要港湾におけるトランシップコンテナのOD貨物流動実態を推計した.さらに,各港のトランシップコンテナ貨物流動実績の変化を船社別に整理し,航路網との関係性について分析し,我が国トランシップコンテナ貨物量増加の可能性について検討した.

【担当研究室】 港湾システム研究室

【執 筆 者】 古山 卓司・赤倉 康寛



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