研究成果概要


国総研資料 第 1022 号

【資 料 名】 生産性向上に向けた工事書類の簡素化に関する検討

【概   要】  現在,国土交通省は,生産性革命プロジェクトの一環として i - Construction を導入し,建設生産シ ステム全体の生産性向上を図り魅力ある建設現場を作る取り組みを行っている.しかしながら,その主要な取り組みである 3 次元データの活用は初期投資,人材教育,データ作成等に費用や時間を要し,適用分野によってはその効果が不透明な場合もある. 一方で,工事書類の削減や電子化等の簡素化は地道ではあるが,必要情報を精査することで業務の効率化に直結し,大手事業者に限らず中小事業者でも実施しやすい取り組みである. 本研究では,受発注者への現地調査により工事書類の内訳を調査するとともに,ヒアリングで現場ニーズの把握を行い,工事書類の簡素化に向けた検討を行った.これらを踏まえ,政策的な対応策の提案や工事帳票及び電子成果品等に関するシステムの改善に向けた提案を行う等,工事書類の簡素化に向けた施策立案の基礎資料として取りまとめた.

【担当研究室】 港湾施工システム・保全研究室

【執 筆 者】 鈴木 啓介・井山 繁



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