研究成果概要

国総研資料 第 1172 号


【資 料 名】 新型コロナウイルス感染症による影響を中心とした近年の海事動向に関するデータ分析
【概   要】  新型コロナウイルス感染症は,2020年初頭から世界で流行し,世界の経済と海運に対して多大な影響を与えた. 本稿は,このウイルスの流行の影響に着目しつつ,今後の我が国行政機関の港湾政策立案や,海運業界の対応策検討等に 資する基礎的情報を取りまとめるため,PIERSやLloyd's等の海事データを用いた分析により船舶寄港動静やコンテナ貨物量等海運へ の影響を定量的に把握するとともに,コンテナ船の大型化や環境負荷低減燃料を用いた船舶の建造状況等について明らかにすることを目的とした.
 その結果,コロナウイルス流行下においてコンテナ貨物量や船舶寄港状況が顕著に変化した動向や,継続的な船舶の大型化や環境負荷低減燃料を用いた船舶の増加等が明らかになった.
【担当研究室】 港湾研究部
【執 筆 者】 上田 剛士,安部 智久
 

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