研究成果概要

国総研資料 第 1180 号


【資 料 名】 拡張されたパナマ運河の利用動向等に関する基礎的な分析
~LPG船,LNG船,ドライバルク船を対象として~
【概   要】  海外のインフラシステムの動向や,その動向が我が国や関係国等へ与える影響について分析するこ とは,我が国のインフラシステムの海外展開等を考える上で,重要である.しかし,海外のインフラシステムに 関する情報については,管理者等から詳細な情報が必ずしも公開されていないことから,十分な情報が得られないことが多い.本研究では,海外の港湾・海運に関する情報収集及び継続的な 分析の一環で,船舶動静データを用いて,シェール革命が進展するアメリカにおけるLPG,LNGの生産・ 輸出の増加,国内で余剰となった石炭の輸出の増加等の輸送環境変化を踏まえつつ,拡張されたパナ マ運河に関するLPG船,LNG船,ドライバルク船の動静・経路選択等の動向を分析した.
 分析結果から,船種ごとの船舶の経路選択の特徴を明らかにするとともに,新パナマ運河等の潜在 的な需要,海外インフラシステムの我が国への影響について考察を行った.
【担当研究室】 国際業務研究室
【執 筆 者】 寺西 裕之,佐野 透
 

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