河川環境保全・再生のための河道管理技術

河道の実態を把握して、河道の掘削等のインパクトによる河道変化を予測し、治水と環境の両面からかつその後の維持管理も勘案してそのインパクトを評価するとともに、戦略的なモニタリングを行いその結果を河道管理へ反映させるという、PDCAサイクルを支援する技術体系を確立すべく、研究を行っています。

流砂及び河床の変動特性に着目した河川環境保全に関する研究
治水と環境保全の両面を勘案した植生管理に関する研究
周辺地域と調和した河川環境管理に関する調査
河川の河口感潮域における干潟環境の評価手法開発に関する調査・研究

<主な研究成果>

中小河川を対象とした多自然川づくりの河道計画・設計手法の開発(研究期間H19~H21)

細粒土砂が河川環境に与える影響に着目した水系環境の評価と対応に関する研究
(研究期間H21~H22)

国総研資料第521号(2009.2)
ダムと下流河川の物理環境との関係についての捉え方
-下流河川の生物・生態系との関係把握に向けて-
国総研資料第445号(2008.1)
日本のおけるダムと下流河川の物理環境との関係についての整理・分析
-ダムと下流河川の自然環境に関する議論の共通基盤づくりの一助として-

河川生態を支える物理基盤の状態評価及び変化予測に関する調査(研究期間Hxx~H23)

流域の視点からみた水・物質循環管理の技術・政策

河川や湖沼の水循環系の環境を修復し、人と自然との失われた絆、あるいは生態系持続可能システムを回復させ、人間が長期にわたり幸せに暮らせる基盤を再構築するための道筋をつけます。

土地利用の変遷と将来予測に立脚した流域圏管理に関する研究
流域環境と河川特性が河川水質および環境に与える影響の評価
汽水域環境の保全・再生に関する研究

<主な研究成果>

伊勢湾流域圏の自然共生型環境管理技術開発(研究期間H18~H22)

流域における物質循環の動態と水域環境の影響に関する研究(研究期間H18~H19)

国総研プロジェクト研究報告第28号(2010.2)
「流域における物質循環の動態と水域環境の影響に関する研究」
気候変動に対応する河川環境保全技術

気候変動や社会状況の変化を踏まえた河川・流域環境の管理を目指して研究を進めています。

河川生態保全のための水温・流況管理の目標及び手法に関する研究
河川環境関連情報の集積と配信

効果の高い河川環境の利活用方法の提示や、地域連携による河川管理を目指して研究を進めています。

地域・市民との連携・協働を促進する河川環境情報共有手法に関する調査
河川共同技術開発(生態系分野)

<主な研究成果>

河川環境を利用した教育等プログラムの高度化に関する研究(研究期間H19~H21)

河川技術論文集(2011.7)
「学校での河川学習の効果と河川教育プログラムに関する研究」
論文 ] 発表ポスター ]
第64回年次学術講演会講演概要集(2009.9)
「学校教育における河川体験学習の効果の定量的把握」

地域活動と協働する水循環健全化に関する研究(研究期間H18~H20)

国総研プロジェクト研究報告第31号(2010.2)
「地域活動と協働する水循環健全化に関する研究」
環境情報科学第39巻1号(2010.3)
継続・安定した地域活動と地域の持つ地域活動支持力との関係について」